当店の考え方
料理をする為の大前提として 「人と自然との営み」が続いていくことが必要です 人の手が入ることで自然から離れる、ということも一つ真実でありながら、人が介入することで保たれる景色や風景、そしてそこから生まれる文化があります 畑、海、山…それらの食材を使うということは 農家や漁師(猟師)の人達が、子供のように育て、命をかけて獲ってきてくれるからできることで、その現場を守ることも、料理の延長線上にあると考えています 今、立ってる場所で自分が料理をしていく為にも 「人と自然との営み」が続く為の循環の輪に関わることで その連鎖の中にいて初めて料理ができるということを、意識する事が大事だと思っています
循環と連鎖
当店のものづくりは、全てこの考え方を元に行なっています。 商品を使っていただき、循環の輪に入ってもらうことで、その連鎖は巡り巡って、確実に生産現場のチカラになります 土地を守りタネを繋ぎ、漁場を守り漁を続け、山を管理し実りをいただく… その循環を止めない為に必要な、膨大なエネルギーを集める可能性が加工品にはあると信じています 皆さまに商品を使ってもらうことで現場に還元されるチカラは、 美しい自然と景色を守り、豊かな食材へと形を変え季節を知らせてくれます そして僕はまた、食卓が美味しく楽しくなったり、日々の活力になるようなものを作ってお届けし、この環を繋いでいきたいのです
今を繋ぎ、残したい未来をつくる
30年後、50年後に子どもや孫だったり、気の合う仲間と食事を楽しむ時、今当たり前に食べてるものがとても貴重なものになっていたり、なんならその品種はもう繋いでいなくて存在しなかったり、そんな事が起こってほしくないと強く思います 「食文化を未来に繋ぐことは、環境を守ること」 環境を守る、というと壮大で何から考えたらいいかわからなくなるけれど 「このちょっと変わってるけど美味しい野菜(魚も肉も)を、50年後も変わらずみんなと食べたい」と思ったときに「今できることは循環を止めない手助けをすること」だと思い、瓶詰ひとつからつくれる未来があると信じて、YOKACHORO FOOD BASEは始まりました